昨年の第58期王将戦に続き、今年も1月15・16日に鳴門市の大塚国際美術館で、第59期王将戦 七番勝負 第1局の公開対局が行われました。
会場は、バチカンのシスティーナ礼拝堂を立体再現したシスティーナ・ホールで、畳を敷いた特設の対局場です。
当日は王将戦観戦者だけではなく、公開対局があるとは知らず美術館を訪れた一般来館者も近くを通るという、集中力を維持することだけでも難しいと思われる状況で、5期連続・通算12期タイトルを保持して永世王将となっている羽生善治王将に、初の王将位を狙う久保利明棋王が挑みました。
対局の結果は、久保棋王が羽生王将を下し、2つ目のタイトル獲得に向けて大きく踏み出すことになりました。
この対局の休憩中に棋士が召し上がるおやつとして、和菓子と洋菓子が事前にそれぞれ数種類ずつ用意されます。
その和洋菓子の中からご本人が、実際に召し上がるお菓子を選ぶ訳ですが、挑戦者の久保棋王が、1日目に当店の「雪うさぎ」を、2日目に「虎の子」を選んでくださいました。
「雪うさぎ」は久保棋王の生まれ年の干支・乙卯(きのとう)にちなんで、「虎の子」は今年の干支・庚寅(かのえとら)が題材です。
ちなみに昨年の第58期王将戦 七番勝負 第1局の公開対局では、羽生王将が1日目に、生まれ年の干支・庚戌(かのえいぬ)にちなんだ、当店の「雪やこんこ」をお召し上がりになり、見事に勝利。
最終的に4勝3敗で、王将位を防衛されました。
ここまでの戦績だけを見ると、当店の和菓子を召し上がった方が勝利を収め、そのままタイトルも…などと言っては将棋ファンに叱られそうですね。
でも、もしもそういうジンクスができたとしたら、菓子職人としてこれ以上の光栄はありません。
平成22年1月25日
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