花筏
花筏(はないかだ)
羊羹
桜の花びらが連なって、水面に浮かび流れていく様を筏に見立て、
昔の人は花筏と言いました。
そんな風情を、桜の花の塩漬けを使って、 鮮羹に表しました。
全国の生産量の9割が神奈川県小田原市前川地区で生産されているという桜花の塩漬けは、
主に桜湯として、おめでたい席での接客に使われますが、
春の桜の時期になると、
生菓子やパンの上に置いて春を楽しんだり、料理や葛湯にも使用されます。
口の中で桜の花の匂いが香り立ち、程よい塩味が楽しめます。
葉も塩漬けにして桜餅に使い、花は桜湯、実はサクランボ。
目で見るだけでは飽き足らず、花・葉・実と全てを食べてしまう程、
日本人は桜を愛しているのでしょう。

トップ > 和菓子歳時記 > 平成13年弥生 > 花筏