氷室
氷室(ひむろ)

氷室というのは、冬場の天然の氷を夏まで貯蔵しておくために、
山中に用意した小屋や穴のことで、現在も地名として残っているところがあります。
その氷を旧暦6月1日、宮中に献上して涼をとったそうです。
備中産白小豆 を白こし餡にして吉野葛で包みこみ、
氷を表す三角の紅羊羹を配しました。
硬くなってしまうので冷蔵庫で冷やし過ぎずに、
やわらかい口当たりを愉しんで欲しいお菓子です。

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