友禅流し
友禅流し(ゆうぜんながし)
鮮羹
これも、今では見られなくなった景色の一つですが、
京都の鴨川や堀川では、色とりどりの京友禅が水面を美しく染め、
華やかな風景が目を楽しませてくれたそうです。
友禅染の最終工程で、
染めた反物についた糊や余分な染料を、川の水で洗い流すのですが、
昭和45年の水質汚濁防止法施行以来、屋内で行われるようになったそうです。
現在では年に一度、伝統産業に触れてもらおうということで、
完成品を使って、鴨川でのイベントとして再現されています。
その鴨川を一部切り取ってきて、寒天で固めたのが、このお菓子です。

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