竹取
竹取(たけとり)
羊羹
竹は、正月の門松や、七夕の笹飾りなど、
松と同様、日本の伝統行事には欠かせないものです。
1日に1mも伸びる生長の早さや、
冬でも葉が緑を保ち、真っ直ぐに伸びる姿を、
古代の人々は、神秘的にとらえていたようです。
神は中空の稈(かん・茎の部分)の中に宿り、
そこを経て地上に降り立つという考えがあり、
その思想を基に、
中国や朝鮮半島の伝説・説話の影響を受けて書かれたものが、
「竹取物語・かぐや姫」の下地となりました。
ちなみに、このお菓子の「かぐや姫」は、白粒餡となっています。

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