残る雪
残る雪(のこるゆき)
こなし
鳴門では冬場でも、雪が積もるほど降ることはまれですが、
四国でも山間部などでは、立春を過ぎてからも大雪が降ることがあるそうです。
その春の雪が、日の射さない裏庭や庭隅などに、
何日か残っていることがあります。
また、山々の残雪は、いつまでも遠くに眺められます。
そういった、降り積もった雪がだんだん解けてゆきながらも、
なお消え残っている風情を、こなしと、薯蕷の雪で再現してみました。
丸い紅色は、それでも確実に近づいている春を表しています。
庭隅とも、木の枝とも、また遠くの山とも見えるお菓子となりました。

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