呉竹
呉竹(くれたけ)
煉切
呉竹とは、淡竹(はちく)という竹の異名で、
漢竹・唐竹(からたけ)と呼ばれることもあります。
中国の呉(ご)から渡来したことから、こう呼ばれますが、
場合によっては真竹(まだけ)のことをさす場合もあるようです。
竹は生長が早く、高く、猛々(たけだけ)しくなるところから、
「長(た)ける)」「高(たか)し」「猛(たけ)し」
などの言葉に「タケ」の名は由来しているそうで、
一般的に、竹とは大形のもの、笹とは小形のものをいいます。
このお菓子は、のばした煉切に竹の稈(かん・茎の部分)の模様をつけ、
中に餡を巻き、上面に葉をあしらいました。
比較的オーソドックスでシンプルな仕上げ方ですね。

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