祥羊
祥羊(しょうよう)
きんとん
干支のお菓子も新年菓には欠かせません。
今年は「癸未(みずのとひつじ)」です。
この菓名は、めでたいことを表す「祥」の文字に「羊」が使われており、
また、「羊」と「祥」は同義で使われることがある、ということから名付けました。
平たく言えば「おめでたいヒツジ」ですね。
ここで、「羊」が含まれる文字の解説をいくつか…。
「群」は「羊」と「君」で構成されていて、
君には大勢を率いる・取り巻く・調和するという意味があり、
羊が多く集まって、仲間が調和している状態です。
「美」は「羊」と「大」で、肥えて大きな羊は味も美味しい・美しい。
「羹(あつもの)」は子羊を表す「羔」と大羊を表す「美」を合わせた字。
中国から伝わった羹=肉や野菜を入れた熱い吸い物、というのは、
元々どんな料理だったんでしょうね。
それが「羊羹」ともなると正に羊づくしで、
羊の肝を模して考案された、とも言われています。
このお菓子の意匠は、白いきんとんに、
桂皮抹で色・香りをつけた角をあしらいました。
この曲がった角が、羊を表す際のポイントになります。

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