手鞠
手鞠(手毬・てまり)
煉切
当店、定番のお菓子です。
手鞠は昔、女の子のお正月の遊び道具だったことから、
独楽(こま)、羽子板、福笑い、歌留多(かるた)、双六(すごろく)等とともに、
新年の季語の一つに数えられています。
現在では、季語というよりも死語に近いものもあったりして、
こういった昔の遊びを知らない子供が増えています。
けれど今の子供の遊びにもよく似たものはあって、
昔は重陽の節句の遊びであった貝独楽(べいごま・ばいごま)は、
アニメ・コミックとともに、少し形態を変えて流行しましたし、
テレビ・携帯ゲームのRPG(ロールプレイングゲーム)は、
一種の双六のようにゴールを目指します。
単なるこじ付け、または願望かもしれませんが、
子供の遊びの本質は、いろんな意味も含めて、
普遍的であるような気もします。
ちなみに凧は、新年ではなく春の季語となっていて、
本来、春風に揚げるものだそうです。

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