ねこ柳
ねこ柳(ねこやなぎ)
煉切
早春、猫の尻尾を思わせる白銀の花穂が目に留まります。
この花穂にぴったりくる名前を与えられたのが、猫柳です。
ただしこの名がつけられたのは明治時代になってからで、
それ以前は、川辺や池沼のほとりなど、水辺に自生することから、
川柳(かわやなぎ)と呼ばれていたそうです。
別名の狗柳(えのころやなぎ)は、子犬の尻尾に似ているからで、
犬と猫、両方の名前を冠しているのは面白いですね。
このお菓子は、白黒二色の煉切をのばして中に餡を巻き、
その切り口を小枝に見立てて、
氷餅をまぶした鹿の子の花穂をあしらいました。
控え目ながらも、春の本格的な到来を予感させてくれる姿ですね。

トップ > 和菓子歳時記 > 平成15年如月 > ねこ柳